核シェルター内部の気温はどうなっていますか?暑いの?寒いの?
――アンカーシェルター吉山社長がお答えします
「地下の核シェルターって、夏は暑く、冬は寒いのでは?」
これは、家庭用核シェルターをご検討される方から、必ずといっていいほど寄せられる質問です。今回は、全国各地に地下埋設型シェルターを設置してきたアンカーシェルター代表・吉山社長に、実際の内部気温について聞きました。
―― 正直なところ、地下の核シェルターは寒かったり暑かったりしませんか?
吉山:
結論から言うと、ほとんどしません。
当社が全国各地に設置している地下埋設型の家庭用核シェルターでは、季節を問わず、内部温度はおおむね24度前後で安定して推移しています。寒冷地でも、真夏に気温が高くなる地域でも、この傾向はほぼ共通しています。
―― それはかなり安定していますね。理由は何でしょうか?
吉山:
一番の理由は、設置深度です。
当社の核シェルターは、地表から約4メートルの深さに埋設されています。この深さになると、外気温の影響をほとんど受けなくなります。地上は夏と冬で大きく気温が変わりますが、地下は一年を通して温度変化が非常に小さい。これは自然の特性です。
簡単に言えば、地下そのものが巨大な断熱層として機能している状態です。外が猛暑でも、極寒でも、その影響が内部に伝わりにくいため、結果として安定した室温が保たれます。
―― 冷暖房を使わなくても快適ということですか?
吉山:
基本的にはそうです。
実際、多くのシェルターでは、冷暖房を使用しなくても「寒くも暑くもない」と感じられる環境が維持されています。特に非常時を想定した場合、エネルギーを使わずに快適性が保たれるというのは、大きなメリットだと思います。
ただし、当社のシェルターは通常、外部電源を引き込んでいますので、エアコンの使用も可能です。暑がりの方、寒がりの方、あるいは長時間滞在を想定する場合でも、室温を調整できる環境は整えています。
―― 非常時に電源が落ちた場合はどうなりますか?
吉山:
仮にエアコンが使えなくなっても、地下環境のおかげで、急激に暑くなったり寒くなったりすることはありません。これは、地下埋設型ならではの強みです。
地上の建物では、停電と同時に室温が大きく変化しますが、地下では温度変化が非常に緩やかです。結果として、体への負担が少なく、落ち着いて過ごすことができます。
―― 温度が安定していることは、どんな点で重要でしょうか?
吉山:
非常時に一番避けたいのは、体力と判断力の低下です。
暑すぎても寒すぎても、人は消耗します。地下核シェルターの内部温度が安定しているということは、余計なストレスを減らし、冷静な判断を保ちやすい環境だということです。
核シェルターは「我慢する場所」ではありません。
一定期間、安全に、そしてできるだけ普通に過ごすための場所です。その意味で、地下4メートルという設置条件がもたらす温度安定性は、非常に大きな価値があると感じています。
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