家庭用核シェルターは現実的にどこに設置すべきか??アンカーシェルター吉山社長がお答えします

核シェルターはどこに設置すべきか?

――安全性を最大化するための設置場所の考え方

核シェルターを検討する際、「どこに設置するのが最も安全なのか?」という疑問は、多くの方が最初に抱くポイントです。結論から言えば、核シェルターの設置は後付けで考えるものではなく、家を建てる段階から設計に組み込むことが、最も安全性と合理性を高める方法だと考えています。

まず重要なのは、核シェルターを住宅の真下に直接配置しないという考え方です。住宅の直下に設置した場合、大規模な地震や建物の倒壊が起きると、上部構造の荷重や瓦礫がシェルターの出入口を塞いでしまう可能性があります。どれほどシェルター本体が強固でも、出口が完全に塞がれてしまっては、安全な退避が難しくなります。

そのため当社では、住宅の外周部に接続する形で地下核シェルターを設置する思想を重視しています。家屋とシェルターを完全に切り離すのではなく、屋外部分を介してアクセスできる配置にすることで、万が一住宅が大きな被害を受けた場合でも、出入口が確保されやすくなります。これは海外の核シェルター設計思想でも重視される「冗長性」の考え方に近いものです。

もちろん、敷地条件によっては住宅から独立した場所に地下核シェルターを設置するという選択も有効です。この場合も、動線や地盤、地下水位を事前に十分調査し、非常時でも安全にアクセスできる設計が重要になります。どこに設置する場合でも、「入れるか」だけでなく「安全に出られるか」「外部と連絡が取れるか」という視点が欠かせません。

核シェルターは、恐怖に備える設備ではなく、判断と選択肢を守るための構造物です。だからこそ、設置場所についても感覚や見た目ではなく、構造的・合理的に考えることが大切です。新築時から計画し、住宅と適切な距離を保った配置にすることで、核シェルターの本来の価値を最大限に活かすことができるのです。

核シェルターは後付けでも設置できるのか?

――現実的なニーズに応える設置の考え方

核シェルターの設置について、「本当は新築時に計画するのが理想」と言われることがありますが、実際には後付けでの設置を希望される方が圧倒的に多いのが現状です。すでに住んでいる家があり、今後もその場所で暮らしていく中で、安全性を高めたいと考えるのは、ごく自然な判断だと言えるでしょう。

後付けの核シェルター設置で重要なのは、「無理に家の真下へ入れ込まない」ことです。既存住宅の直下に設置すると、建物基礎への影響や、万が一の倒壊時に出入口が塞がるリスクが高まる場合があります。そのため現実的で安全性の高い方法として、住宅の外周部に接続する形で地下核シェルターを設置するという考え方が有効になります。

この方法であれば、住宅からのアクセス性を確保しつつ、建物荷重の影響を受けにくくなります。また、出入口を住宅構造とは切り離すことで、地震や災害時にも出口が確保されやすくなり、結果として安全性が高まります。後付けであっても、設計次第で「新築時と同等の合理性」を持たせることは十分に可能です。

もちろん、敷地条件によっては、住宅から完全に独立した場所に設置する後付け地下核シェルターも現実的な選択肢になります。重要なのは、地盤や地下水、動線を事前に調査し、その土地に合った設計を行うことです。後付けだからといって性能が劣るわけではなく、むしろ現実の生活動線に合わせて柔軟に計画できる点は大きなメリットとも言えます。

核シェルターは「最初から備えていないと意味がない設備」ではありません。必要だと感じたタイミングで、現実的な形で安全性を高めていく――後付けの核シェルターは、今の暮らしを守るための前向きな選択肢でもあるのではないでしょうか?

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