爆風はどれほど危険なのか?地下シェルターが有効な理由

アンカーシェルター吉山です
核爆発による被害の中で、実は最も致命的なのが爆風です。核爆発エネルギーの約50%は爆風として放出され、建物の倒壊や人体への致命的損傷を引き起こします。
爆風は音速を超える圧力波として広がり、地表付近では反射によって破壊力が増幅される「マッハ効果」が発生します
しかし、この爆風には重要な特性があります。それは主に水平方向に伝播するという点です。米国の核シェルター設計基準では、この特性を前提に「地下に構造物を設けること」が推奨されています。地下空間は爆風の直撃を受けにくく、地表で発生した高圧力がそのまま伝わることはほとんどありません。
さらに、地下核シェルターでは周囲の土壌やコンクリートが圧力を分散し、内部への影響を抑えます。これにより、地上構造物が倒壊するレベルの爆風でも、地下空間は比較的安定した状態を保つことが可能になります。
家庭用核シェルターが地下設置を前提とする理由は、爆風対策において構造的に最も合理的で、受動的に安全性を確保できるからです。特別な操作や設備に頼らず、構造そのものが命を守る役割を果たします。
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