
熱線は一瞬―それでも地下が重要な理由
アンカーシェルター代表の吉山です
核爆発では、爆発エネルギーの約35%が熱線として放出されます。いわゆる「閃光」とともに放たれる赤外線は、広範囲に火災や重度の熱傷を引き起こします。しかし、重要なのは熱線の照射時間は非常に短いという点です。
16キロトン級の核爆弾では約1.6秒、1メガトン級でも約8.7秒と報告されています(アンカーシェルターの海外の核シェルターに関する調査報告書-最新版)
この短時間の熱線に対し、地下構造は非常に有効です。地中深くまで熱線が到達することはなく、地下核シェルター内では直接的な熱被害をほぼ受けません。また、地下は火災の延焼や火災嵐(ファイアストーム)の影響も受けにくい環境です。
地上では一瞬の熱線が引き金となり、大規模火災が発生しますが、地下空間はその連鎖から切り離されます。家庭用核シェルターにおいて地下が重視されるのは、瞬間的だが致命的な熱線リスクを構造的に回避できるためなのです。
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